【Windows11】クローニングでPC展開~Windows PE作成~

パソコン

Windows 11でのパソコンのキッティング方法について、実際にキッティングした手順をご紹介します。調査メモ兼備忘録となりますので、本記事の操作による責任は負いかねます。

実行環境

OS:Windows 11 24H2 Pro
PC:HP Pro SFF 400 G9

Windows PEブートメディアの作成

Windows PEの作成方法

Windows PEの作成は、以下のサイトの内容をほぼそのまま実行しました。
本記事では手順途中の「NICドライバの追加」について補足説明します。

[Windows 11]クローニングでキッティングする方法 | アーザスBlog

クローニングでWindows10を簡単キッティング!~Windows PEをつくろう | アーザスBlog

NICドライバの追加

NICドライバはネットワークを使うために必要なドライバです。PCメーカーのサポートページから対応したドライバを入手し、Windows PEに追加する必要があります。

ここでは、HP Pro SFF 400 G9のNICドライバを追加します。

使用するドライバの特定

クローニングしたいPCで確認します。

「スタート」を右クリックしてメニューを開き、「デバイスマネージャー」をクリックします。

「デバイスマネージャー」が表示されます。
「ネットワークアダプター」をクリックして展開します。

LANアダプターを右クリックしてメニューを開き、「プロパティ」をクリックします。

「プロパティ」が表示されます。
「詳細」タブをクリックします。

プロパティのプルダウンから、「ハードウェアID」をクリックして開きます。

「PCI\VEN_8086&DEV_1A1C&SUBSYS…」の「1A1C」の4桁をメモします。

NICドライバの入手

以降はテクニシャンPCで行います。

HPのサイトから、NICドライバの「ダウンロード」をクリックして、ダウンロードします。

HP Pro Small Form Factor 400 G9 Desktop PC (9E7N6PT) ソフトウェアおよびドライバのダウンロード | HP® サポート

ダウンロードおよびインストールアシスタントが表示されます。
「いいえ、手動でダウンロードおよびインストールする」をクリックします。

実行ファイルのダウンロードが完了したら、クリックしてファイルを実行します。

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら、「はい」をクリックします。

「Intel NIC Drivers」が表示されます。
「次へ」をクリックします。

同意にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。

「C:\SWSetup\SP 153666」にドライバを展開します。
「次へ」をクリックします。

エクスプローラーを開き、「C:\SWSetup」にフォルダ「SP153666」が作成されていればOKです。

DISMでNICドライバを追加

先ほど展開したNICドライバのフォルダ内から、infファイルを探します。

実行環境では「C:\SWSetup\SP153666\src\Drivers\E1D」フォルダ内にinfファイルがありました。

infファイルをメモ帳で開き、先ほどメモした4桁を検索し、追加するNICドライバを特定します。
検索がヒットした「e1d.inf」が、該当のNICドライバです。

検索しても見つからない場合は、別のinfファイルの可能性があります。1つ前の手順に戻り、別のinfファイルを探してください。

「展開およびイメージングツール環境」で、以下のコマンドを実行します。

「展開およびイメージングツール環境」は、「スタート」→「すべてのアプリ」→「Windows Kits」の中にあります。

dism /Image:"C:\WinPE_amd64\mount" /Add-Driver /Driver:"C:\SWSetup\SP153666\src\Drivers\E1D\e1d.inf"

まとめ クローニングでPC展開~Windows PE作成~

以上でWindows PEのブートメディアの作成は完了です。
次回はマスターPCの作成準備についてご紹介します。

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