【Windows11】クローニングでPC展開~マスターPC作成~

パソコン

前回はマスターPC作成の準備を行いました。

今回はマスターPCの作成を行います。
Windows 11のクリーンインストール、Sysprep監査モードの起動、マスターPCのカスタマイズを行います。

マスターPCの作成手順

Windows 11のクリーンインストール

前回作成したインストールメディアを使って、Windows 11 Proをクリーンインストールします。

クリーンインストールをするときは、ネットワークには接続しません。

パソコンをインストールメディアで起動します。
電源を入れたらすぐに「F9」キーを連打して、ブートメニューを開きます。

メーカーにより、DVDからの起動に必要なキーや設定画面は違います。
パソコンの説明書やメーカーの公式サイトを確認してください。

ブートメニューが起動します。
DVDドライブを選択して起動します。

引用:https://jp.ext.hp.com/v-ivr/common/bios/faq/13/

「Press any key to boot from CD or DVD…」と表示されたら、すぐにどのキーでもいいので押してください。

言語設定の選択が表示されます。
「日本語(日本)」を選択して、「次へ」をクリックします。

キーボード設定の選択が表示されます。
「Microsoft IME」、「日本語キーボード(106/109キー)」を選択して、「次へ」をクリックします。

セットアップオプションの選択が表示されます。
「Windows 11のインストール」を選択して、同意(I agree …)にチェックを入れ「次へ」をクリックします。

プロダクトキーの入力が表示されます。
「プロダクトキーがありません」をクリックします。

イメージの選択が表示されます。
「Windows 11 Pro」を選択して、「次へ」をクリックします。

プレインストール版と同じエディション(HomeやProなど)と同じものを選択します。違うものを選択すると、再認証が必要になります。

適用される通知とライセンス条項が表示されます。
「同意する」をクリックします。

Windows 11をインストールする場所の選択が表示されます。
①現在Windows 11がインストールされているパーティションを選択し、②「Format Partition」をクリックします。

フォーマットが完了したら、「次へ」をクリックします。

インストール準備完了が表示されます。
「インストール」をクリックします。

インストール中の画面が表示されます。
しばらくして、初期設定の画面が表示されたらOKです。

Sysprep監査モードの起動

地域選択の画面が表示されたら、「Ctrl」+「Shift」+「F3」キーを押します。
自動的に再起動をして、監査モードに入ります。

監査モードでは、パソコンにあらかじめ登録されたAdministratorアカウントで起動します。監査モードを使用すると、パソコンのカスタマイズ、アプリケーションの追加などを行うことができます。

システム準備ツールが表示されます。
以下のように設定して、「OK」をクリックします。

システム準備ツール
  • システムクリーンアップアクション:システム監査モードに入る
  • 一般化する           :チェックオフ
  • シャットダウンオプション    :再起動

もう一度再起動をして同じ画面が表示されたら、「キャンセル」をクリックします。

マスターPCのカスタマイズ

カスタマイズで設定する項目は、主に以下のとおりです。

カスタマイズの主な項目
  • アプリケーションのインストール
  • Windows Updata
  • 展開後にインストールが必要なもののインストーラやファイルの設置

この時に注意しておきたいのがインターネットに接続しないことです。
インターネットに接続すると、Sysprep時にストアアプリが原因でSysprepが失敗してしまいます。失敗してしまった場合、直すのが結構大変ですので極力インターネットには接続しない方がいいでしょう。

オフライン環境でのアプリケーションのインストールについては、こちらの記事をご参照ください。

オフライン環境でのWindows Updateについては、こちらの記事をご参照ください。

まとめ クローニングでPC展開~マスターPC作成~

以上でマスターPCの作成は完了です。
Windows 11をクリーンインストールしたら、監査モードでマスターPCのカスタマイズを行います。この時、インターネットには接続しないよう注意しましょう。

次回はマスターPCのバックアップ方法についてご紹介します。

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