【Windows 11】クローニングでPC展開~マスターPCのバックアップ~

パソコン

Windows 11でのパソコンのキッティング方法について、実際にキッティングした手順をご紹介します。調査メモ兼備忘録となりますので、本記事の操作による責任は負いかねます。

前回はマスターPCの作成を行いました。

今回はマスターPCのバックアップを行います。
Windowsがインストールされているドライブの中身を、丸ごと外付けHDDに保存します。

マスターPCをWindows PEで起動

起動する前に、バックアップ先の外付けHDDを接続しておきます。

パソコンをWindows PEで起動します。
電源を入れたらすぐに「F9」キーを連打して、ブートメニューを開きます。

メーカーにより、DVDからの起動に必要なキーや設定画面は違います。
パソコンの説明書やメーカーの公式サイトを確認してください。

ブートメニューが起動します。
USBメモリを選択して起動します。

引用:https://jp.ext.hp.com/v-ivr/common/bios/faq/13/

ドライブ名の確認

Windows PEが起動すると、コマンドプロンプトのウィンドウが表示されます。
以下のコマンドを入力します。

echo list volume | diskpart

ドライブの構成一覧が表示されます。

画像はイメージです。実際の画面とは異なります。

ドライブ構成一覧の各項目
  • Ltr:割り当てられているドライブ名の一覧
  • Label:ボリュームラベルの一覧
  • Fs:ファイルシステムの一覧
  • Type:ドライブの種別の一覧
  • Size:ドライブの全容量の一覧
  • Status:ドライブの状態の一覧

Windowsがインストールされているドライブ名の確認

「Status」列が「正常」のボリュームのうち、どれかにWindowsがインストールされています。「Size」列の容量で、判断できると思います。

「Info」列が「非表示」となっているものは除外です。

Windowsがインストールされているドライブ名は通常「C」です。しかし、Windows PEで起動した場合、別のドライブ名が割り当てられることがあります。

外付けHDDのドライブ名の確認

条件はWindowsのドライブと一緒です。
たいてい、「Label」列に製品の型番が表示されているので判断できると思います。また、「Size」列の容量で、判断できると思います。

Windowsがインストールされているドライブをバックアップする

EXAMPLE

Windowsがインストールされているドライブ名:C
外付けHDDのドライブ名:D

以下のコマンドを実行して、外付けHDDへバックアップします。

dism /Capture-Image /ImageFile:D:\before_sysprep.wim /CaptureDir:C:\ /Name:"before_sysprep"

バックアップ処理の完了には時間がかかります。完了したら、以下のコマンドを実行して、パソコンを再起動します。

exit

外付けHDDにbefore_sysprep.wimというファイルができていればOKです。

バックアップから戻す方法については、こちらの記事をご参照ください。

まとめ クローニングでPC展開~マスターPCのバックアップ~

今回はマスターPCのバックアップ方法をご紹介しました。
もしマスターPCの設定に不備があった場合、設定し直す必要があります。マスターPCのバックアップは必須ではありませんが、万が一に備えてバックアップしておくこと良いでしょう。

次回は応答ファイルの作成方法についてご紹介します。

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