Sysprepで一般化を正常に行いシャットダウンをした後、PCを起動するとSysprepのspecializeで処理が失敗し、システム起動画面をループしてしまうエラーに遭遇しました。
エラーの回避方法を備忘録として書き残します。
発生したエラー
Windowsイメージ作成のため、Sysprepで一般化を行いました。Windowsイメージのキャプチャが完了し、Windows PEを終了してPCの起動をすると、以下のエラーメッセージが表示されました。
パス[specialize]の無人応答ファイルを解析または処理できませんでした。応答ファイルで指定されている設定を適用できません。コンポーネント[Microsoft-Windows-Shell-Setup]の設定を処理中に、エラーが検出されました。

「OK」ボタンをクリックするとPCが再起動しますが、再び起動エラーが発生しループ…という状態になってしまいました。
エラー原因
コマンドプロンプトからエラーログを確認します。
起動エラー画面で「Shift」+「F10」キーを押すと、コマンドプロンプトが表示されます。
以下のコマンドを入力します。
notepad c:\windows\Panther\UnattendGC\setuperr.log
エラーログがメモ帳で起動します。
エラー内容は以下のとおりです。

エラーログを読むと、プロダクトキー(Microsoftライセンスキー)のオンラインインストール中に処理が失敗したようです。
インターネットに接続せずPCを起動していたので、オフラインだったことが原因と考えられます。
エラー回避方法
Windowsイメージのキャプチャが完了し、Windows PEを終了するタイミングでPCをインターネットに接続しました。すると正常にPCを起動することができました。
なお、キャプチャしたイメージを使ってクローニングを行いましたが、オフラインの状態で正常にクローニングできました。
また、応答ファイルに設定したライセンスキーですが、ちゃんと反映されていました。
まとめ
Sysprepで一般化を行った後に発生した、specializeのエラーの回避方法をご紹介しました。
今回はライセンスキーのオンラインインストール失敗が原因でしたが、エラーログを確認することで原因を特定することに繋がります。
同じようなエラーが発生した時は、エラーログを確認すると良いでしょう。
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