チームラボは、幻想的なデジタルアートを体感できる人気スポットです。
2024年2月には麻布台「チームラボボーダレス」がオープン、2025年1月には豊洲「チームラボプラネッツ」に新エリアがオープンするなど、話題になっていますよね。
せっかくなら一眼レフやミラーレスできれいに撮影しようと思っても、思い通りにならない…なんてことはありませんか?
チームラボは「暗い場所」に加え、「動きのある被写体」のため、日常の撮影とは勝手が違います。
ですが、少し設定を変えるだけで、写真のクオリティを一気に上げることができます。
おすすめのレンズや撮影時の3つのポイントもご紹介するので、参考にしてみてください。
おすすめのレンズ
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まずはおすすめのレンズをご紹介します。ズバリこちらです。
レンズは単焦点
館内はプロジェクションマッピングの映像で光がありますが、基本的には暗いです。
そのため、明るく撮影できる単焦点レンズがおすすめです。
焦点距離は広角~標準
作品は大きいものが多いため、広角がおすすめです。
しかし、全体を映すと他のお客さんの映り込みも多くなってしまいます。
チームラボは人気スポットですので、人が映りこまないように撮影するのは難しいです。
なるべく映り込みを減らしたい場合は、標準のほうが適しているでしょう。
実際に使用したレンズ
焦点距離が標準のレンズは人間の視野に近いため、見たままの景色を映すことができます。
そのため、ほとんどの作品に適応できていたなと感じました。
ただし、作品との距離が取れない場所では、画角が狭くて全体を収めることができませんでした。
全体を撮りたいときは、スマートフォンを使って撮影することで対応しました。
ちなみに、iPhone 15のカメラは超広角(13mm)と広角(26mm)です。
チームラボでのカメラ設定 基本編
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ここからは、おすすめのカメラ設定をご紹介します。
まずは基本編として、半オートの「シャッター優先モード」の設定はこちらです。
シャッタースピードは速め
手ブレしにくいシャッタースピードは、1/(焦点距離)秒が目安とされています。
チームラボの場合、プロジェクションマッピングの映像が常に動いているため、ブレずに撮影するためには1/100秒くらいがよいと思います。
ただし、シャッタースピードを速くしすぎると取り込める光の量が少なくなってしまい、暗くなってしまいます。
目安のシャッタースピード~1/100秒で調整してみてください。
ISO感度はオートまたは高め
暗い場所での撮影は、シャッタースピードを遅くすることで明るく映すことが一般的です。
しかし、チームラボの撮影では動きのある被写体のため、シャッタースピードを遅くすることができません。
そこで、ISO感度を高めにすることで明るく撮影ができます。
ISO感度の上限を3200~6000に設定し、オート設定で撮影することで、作品によって適切な明るさに調整してくれます。
オート設定がない場合は、ISO感度を3200~6000で固定しましょう。
はじめにISO4000くらいに設定して試し撮りをし、好みに合わせて調整していくといいと思います。
ISO感度を高く上げすぎてしまうと、ノイズが多くなってしまうので注意しましょう。
チームラボでのカメラ設定 応用編
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シャッター優先モードの撮影に慣れたら、「マニュアルモード」にステップアップしてみましょう。
F値(絞り値)を手動で設定することで、明るさを自分好みにすることができるため、よりこだわって撮影できます。
マニュアルモードの設定はこちらです。
F値は最小~F4
館内は暗いため光をたくさん取り込む必要があります。
そのため、F値は最小値がおすすめです。
作品によっては光が強く、最小値だと白飛びしてしまうこともあると思います。
その場合はF4を上限に、F値を調整しましょう。
ISO感度はオート
基本編とは異なり、ISO感度はオートがおすすめです。
F値、シャッタースピード、ISO感度のすべてを固定にしてしまうと、作品の明るさの変化に対応できません。
写真の明るさを一定にするため、ISO感度はオートがいいと思います。
ISO感度が高すぎてノイズが気になる場合は、基本編と同じようにISO3200~6000を上限に設定しましょう。
撮影時の3つのコツ
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ここでは、よりきれいな写真を撮るためのポイントを3つをご紹介します。
被写体の光を取り込んで明るく撮る
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明るく撮るためのカメラ設定をしましたが、光が多い被写体を選ぶことで明るく撮ることが基本です。
どんなに明るいカメラを用意しても、被写体が暗いと光を取り込むことができません。
チームラボには光り輝くアートがたくさんあります。どんどん撮影していきましょう。
マニュアルフォーカスでピントを合わせる
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ピントを合わせる方法は、オートフォーカスとマニュアルフォーカスがあります。
オートフォーカスは自動でピントを合わせてくれるため便利ですが、暗い場所では思っているところにピントが当たらないということが起きやすいです。
さらに、F値を小さく設定しているとボケやすくなるため、シャープな印象の写真を撮りたいのにぼやけてしまうことが起きやすいです。
オートフォーカスを使わずにピントを合わせるには、マニュアルフォーカスを使うことになります。
マニュアルフォーカスなら、自分でピントの調整ができます。
ピントの合いにくい場所では、マニュアルフォーカスを使ってピントを調整してみましょう。
玉ボケを作ってキラキラさせる
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玉ボケはF値を小さくすることで作ることができます。
ピント面以外にある光源がボケて、大きな丸いボケができます。
次のような場所は玉ボケを作りやすいので、狙ってみましょう。
まとめ
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今回はチームラボできれいな写真を撮るためのカメラの設定やポイントをご紹介しました。
今までオートモードでしか撮影してこなかったという方は、シャッター優先モードで撮影してみましょう。
シャッター優先モードには慣れてきた、もっとこだわって撮影したいという方は、マニュアルモードにチャレンジしてみてください。
撮影時のポイントを意識することで、同じ設定でもよりきれいに撮ることができます。
「チームラボプラネッツ」の新エリアはまだ行けていませんが、撮影したらまとめようと思います。
皆さんもぜひカメラを持ってチームラボへ行ってみてください。
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